MAXIM DEFENSEのPDXが、FALCON TOYSから東京マルイMWSのコンプリートとして登場する。ここでは、PDXの概要と、プロトタイプで分かった特徴を整理する。
FALCON TOYS PDXコンプリートの要点まとめ
- PDXは、MAXIM DEFENSEが発表したPDWだ
- FALCON TOYSが、東京マルイMWSに準拠したコンプリートにする
- バッファーを一体化し、短いバッファーチューブを再現している
- 発売は2022年7月以降の予定で、価格は15万円台の見込みだ
- 掲載内容はプロトタイプに基づく
MAXIM DEFENSE PDX が FALCON TOYSより
東京マルイMWSコンプリートとして登場!
インパクトあるデザインのPDW(Personal Defense Weapon)メーカーとして実績と知名度を上げているMAXIM DEFENSE。USSOCOM PDWソリューションにてアメリカ軍の特殊部隊へ配備するPDWの選定が注目を集めるなか、Tier1コミュニティの要求に対応するモデルとして MAXIM DEFENSE が発表したPDXが、FALCON TOYSによってマルイMWSガスブロに準拠したコンプリートモデルとして登場することとなった。
MAXIM DEFENSE のワイヤーストックレプリカは早い段階でエアガンパーツとして人気を博していたが、レシーバーやハンドガードなどを含めた全体的なプロダクトは、エアソフト業界では初の製品化となる。
MAXIM DEFENSE PDXの生まれた背景や誰が見ても心惹かれるそのデザイン、東京マルイMWSという敷居の低いカテゴリでの登場ということもあり、人気が出ることは必至と言えるだろう。
PDXは、PDWの中でも注目度の高いモデルだ。そのため、MWSという入りやすい土台での登場は意味が大きい。
FALCON TOYS PDXコンプリートの概要
FALCON TOYSといえば、直近でTTI TR-1 MWSガスブロ コンプリートやMWS用のPMAGを引っ提げて登場した新規ブランドとして記憶に新しい。
今回新登場となる MAXIM DEFENSE PDX もTR-1同様、東京マルイMWSに準拠しており、同社のMAGPUL PMAGタイプマガジンやマルイ純正M4マガジン等で運用が可能だ。そして注目ポイントはやはり、PDXを忠実に再現した短いバッファーチューブと、それを実現するための内部構造だろう。
MWS準拠なので、既存のマガジンも活用できる。また、マルイ純正のM4マガジンも使える。そのため、導入のハードルは低い。
バッファーを一体化した内部構造
FALCON TOYS PDXでは短いバッファーチューブであってもボルトキャリアの充分な後退量を確保するため、バッファーを個別のパーツとせずボルトキャリアのエンドパーツをバッファーに置き換えている。言ってみればボルトキャリアが直接バッファースプリングで押されているような形だ。
一般的なMWSは、独立したバッファーを持つ。一方、PDXは、ボルトキャリアのエンドを兼ねる。そのため、部品点数が1つ減る。
写真は、PDXのワイヤーストックだ。短いバッファーチューブと組み合わさり、コンパクトな外観になる。
リコイルとサイクルの傾向
ボルトキャリアはアルミ製となるほか、一体型バッファーのためパーツが1点少なくなることもあり、リコイルは非常にマイルドで、フルオート時のサイクルも早い。この辺りはユーザーによって好みの分かれそうなところである。ただし、ボルトキャリアをスチール製に変更するなどすれば、リコイルを増やしたりサイクルを落とすことも可能だろう。
リコイルがマイルドでサイクルが早い点は、プロトタイプを触った印象だ。ただし、製品版で変わる可能性がある。一方、スチール製ボルトキャリアなら、傾向を変えられる可能性がある。
デメリットはテイクダウンの手間
デメリットとしてはテイクダウンや組む際にバッファースプリングが煩わしことだ。こればかりは構造上仕方のない事ではあるが、バッファースプリングが数cmボルトキャリア側に入り込むためテイクダウン時はスプリングが飛び出し、組む際はバッファーチューブ側にスプリングを押し込みながらレシーバーを閉じる必要があるため、通常のMWSの様にサクサクと作業はできない。
テイクダウン時は、バッファースプリングが飛び出しやすい。また、組み立て時は、スプリングを押し込みながらレシーバーを閉じる。そのため、作業前に手順を確認したい。
写真は、PDXのトリガーボックス周辺だ。MWSの基本構造を、そのまま活用している。
外装ディテールの再現度
外装のディテールに関してはもはや文句のつけようがない完成度と言える。レシーバーやハンドガード、ストックなど MAXIM DEFENSE 独特の形状をほぼ完璧にトレースしているほか、刻印もばっちり再現されている。チャージングハンドルのRADIAN RAPTORの白彫りやCOLT CANADAタイプのマガジンキャッチなど、細かいところも抜かりない。グリップは残念ながらREPTILIA CQGではないがMAGPUL MOE-K2タイプが装着され、現代銃らしい角度の立った扱いやすいものがチョイスされている。
| 部位 | FALCON TOYS PDXの仕様 | 備考 |
|---|---|---|
| ベース | 東京マルイMWSに準拠 | ガスブロ |
| マガジン | MAGPUL PMAGタイプ、マルイ純正M4マガジン | どちらも運用可能 |
| ボルトキャリア | アルミ製・一体型バッファー | スチール製への交換も可能 |
| アウターバレル | 5.5インチ | HATEBRAKEタイプ装着 |
| グリップ | MAGPUL MOE-K2タイプ | REPTILIA CQGではない |
| チャージングハンドル | RADIAN RAPTORの白彫り | 細部まで再現 |
| 発売時期・価格 | 2022年7月以降の予定・15万円台の見込み | プロトタイプ基準 |
仕様は、プロトタイプに基づく。そのため、製品版で変更される場合がある。
写真は、レシーバーとチャージングハンドルだ。刻印や白彫りまで、細かく再現されている。
HK416を意識した設計
MAXIM DEFENSE PDX 及び MDX はAR15ベースとなるPDWだが、HK416をモチーフとした設計が特徴の1つでもある。通常より1段上がったトップレールや、HK416と同規格のバレルナット及び固定機構を持つハンドガードなど、HK416Cの現代化バージョンとも言える装いだ。
MAXIM DEFENSEは、AR15ベースながらHK416の要素を取り入れている。例えば、トップレールが1段高い。また、ハンドガードの固定規格もHK416と同じだ。
5.5インチバレルとHATEBRAKE
アウターバレルは5.5インチと超短小だがその先端にはHATEBRAKEマズルブースターが装着され、コンパクトながらもド迫力のフロントフェイスを見せる。マズル口の形まで実物同様の形状を再現している。
5.5インチは、PDXの象徴的な短さだ。ただし、先端のHATEBRAKEが迫力を補っている。そのため、コンパクトでも存在感が強い。
MAXIM DEFENSE PDXとは?
MAXIM DEFENSE は軍や法執行機関への納品を目指したPDWとしてMDXシリーズを開発・販売している。MDXは、バレルレングスの違いや民間向けのアームブレースを取り付けるなど、用途別や販売対象者別に様々なバリエーションを展開している。
| 項目 | 実物PDXの情報(MAXIM DEFENSE公式) |
|---|---|
| バレル長 | 5.5インチ |
| 口径 | .300 BLK、5.56 NATO、7.62×39 |
| 全長 | 18.75インチ |
| 特徴 | HATEBRAKE、HKハイトのレール、一体型BCG |
実物には、複数の口径がある。そのため、エアソフトで再現するのは外装と寸法が中心になる。
USSOCOMのPDW計画とPDX
2017年にUSSOCOMが発表したPDW計画は、特殊部隊向けのPDWを採用すべくM4A1を改造するキットを求める要件がガンメーカーに対し発表されたが、そののち銃を丸ごと調達する要件へと変更された際に MAXIM DEFENSE がMDXをベースに作り上げたモデルがPDXである。
2017年のPDW計画は、当初M4A1の改造キットが対象だった。その後、銃全体の調達に変わった。そのため、各社は新しい銃を用意した。
SIG MCX RATTLERが選ばれた結果
結局のところ、採用が決まったSIG MCX RATTLER以外の候補は要件を満たしていないとのSOCOMの判断により、PDXのミリタリーライフルとしての道は閉ざされた。しかし、M4プラットフォームを持ちながら超コンパクトなディテールが印象的なPDXはガンマニアからの支持もあり、アームブレースを装備したりストックレス化したARピストルや、軍以外の公的機関採用も目指したプロフェッショナル用PDWとしてラインナップの1つに残ったのである。
SOCOMは、2022年5月に、MCX RATTLERを選ぶ意向を示した。一方、PDXは軍採用に至らなかった。しかし、民間と法執行機関向けで評価されている。
エアソフトでの期待と発売の目安
MAXIM DEFENSE はエアソフト製品としての登場を心待ちにしているプレイヤーが非常に多いメーカーである。正直なところ、近しい形の製品でもできればなぁくらいに思っていたが、まさかここまで完璧に再現されたPDXを作り上げるとはFALCON TOYSには脱帽である。
MAXIM DEFENSEは、エアソフト化を待たれてきたメーカーだ。実際、ワイヤーストックのレプリカは早くから人気だった。そのため、PDXの登場は大きな話題になる。
今まで、東京マルイMWSベースのコンプリートは数多くの製品が登場してきたが、MAXIM DEFENSE PDXモデルはゲームチェンジャーとしての可能性を秘めた大きな期待が持てるモデルだ。
販売開始時期は2022年7月以降の予定。価格は15万円台となる見込み。
発売時期と価格は、2022年6月時点の見込みだ。また、為替の変動で価格が変わる可能性もある。最新の情報は、商品ページで確認してほしい。
※本記事でご紹介した情報はプロトタイプを元にしたものとなり、製品版では仕様が変更となる場合がございます。
※価格は2022年6月現在の参考値であり、販売までに為替レートに大幅な変動があった場合は変更となる可能性がございます。
PDXに関するよくある質問(Q&A)
Q. PDXとは何ですか?
MAXIM DEFENSEが発表したPDWだ。USSOCOMのPDW計画に向けて作られ、5.5インチの短いバレルが特徴だ。
Q. FALCON TOYS PDXは、何をベースにしていますか?
東京マルイMWSガスブロに準拠している。そのため、PMAGタイプや純正M4マガジンが使える。
Q. バッファーはどう違いますか?
バッファーを独立させず、ボルトキャリアのエンドと一体にしている。また、短いバッファーチューブを再現できる。
Q. リコイルは強いですか?
プロトタイプでは、リコイルがマイルドでサイクルが早い印象だった。ただし、製品版では変わる可能性がある。
Q. テイクダウンは簡単ですか?
通常のMWSほど簡単ではない。バッファースプリングが飛び出しやすく、組み立て時は押し込みながら閉じる必要がある。
Q. 実物のPDXは採用されましたか?
SOCOMのPDW計画では、SIG MCX RATTLERが選ばれた。そのため、PDXは軍採用に至らなかった。
Q. 発売時期と価格は、いつ分かりますか?
2022年7月以降の予定で、価格は15万円台の見込みだ。ただし、確定情報は商品ページで案内される。


















